しゅうちゅうごうう【集中豪雨】 短い時間の間に,比較的(ひかくてき)せまい範囲(はんい)に多量(たりょう)の降水量(こうすいりょう)をもたらす豪雨(ごうう)。梅雨末期(つゆまっき)などに,前線や低気圧(ていきあつ)にともなっておこることが多い。前線や低気圧(ていきあつ)に向かってひじょうにしめった空気が流入し,しかも大気が不安定(ふあんてい)な場合には,局地的(きょくちてき)に濃密(のうみつ)な積乱雲(せきらんうん)が発生して集中豪雨(ごうう)をおこす。◇元来は報道(ほうどう)用語で,1957(昭和32)年の長崎(ながさき)県諫早(いさはや)の集中豪雨(ごうう)のさい,はじめて使われた。