シュバイツァー (1875〜1965)フランスの神学者・哲学(てつがく)者・医師(いし)・音楽家。ストラスブール大学で神学と哲学(てつがく)を学び,『イエス伝研究史(でんけんきゅうし)』などを発表した。パイプオルガンの演奏(えんそう)家としても知られ,バッハの研究にもすぐれた業績(ぎょうせき)をのこしている。30歳をすぎてから医学をおさめ,1913年,アフリカにわたって赤道直下のガボンのランバレネに病院をたて,現地(げんち)人の医療(いりょう)と伝道(でんどう)のために一生をささげた。著書(ちょしょ)に『バッハ』『水と原生林のはざまで』などがある。1952年にノーベル平和賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。