しゅひぎむ【守秘義務】 公務員(こうむいん),弁護士(べんごし),医師(いし)など,特別(とくべつ)の職業(しょくぎょう)についている人間が,その職務(しょくむ)で知った秘密(ひみつ)を他人にもらしてはいけないという法律(ほうりつ)上(じょう)の義務(ぎむ)。国家公務員(こうむいん)・地方公務員(こうむいん)はそれぞれの公務員法(こうむいんほう)で守秘義務(しゅひぎむ)が課(か)せられており,正当な理由がなく秘密(ひみつ)をもらした場合は処罰(しょばつ)の対象(たいしょう)となる。しかし,どこまでが公表できてなにが「秘密(ひみつ)」であるのか,たとえば組織(そしき)の不正(ふせい)を内部告発(こくはつ)する場合は「正当な理由」になるのかといったむずかしい問題があり,議論(ぎろん)されている。