しゅりじょう【首里城】 那覇(なは)市にある旧(きゅう)琉球(りゅうきゅう)王国の王城(おうじょう)。1879(明治(めいじ)12)年に沖縄(おきなわ)県がおかれるまでの約(やく)450年間,琉球(りゅうきゅう)王国の王城(おうじょう)としてさかえた。東西410m,南北273m,面積(めんせき)は6万3000m2。正殿(せいでん)はじめ,守礼門(しゅれいもん)・歓会門(かんかいもん)・瑞泉門(ずいせんもん)など8つの門は,中国風につくられていた。これらはすべて国宝(こくほう)であったが,太平洋戦争(せんそう)の沖縄戦(おきなわせん)(1945年)で爆撃(ばくげき)をうけ戦火(せんか)で焼(や)かれた。◇戦後(せんご)の1958(昭和33)年に守礼門が再建(さいけん)され,1992(平成(へいせい)4)年には正殿(せいでん)が復元(ふくげん)された。世界遺産(いさん)の1つ。