しゅんとう【春闘】 1955(昭和30)年春以来(いらい),毎年春に行われている統一賃金闘争(とういつちんぎんとうそう)のこと。1954(昭和29)年に,日経連(にっけいれん)(日本経営(けいえい)者団体連盟(だんたいれんめい))(現(げん),日本経団連(けいだんれん))の賃金(ちんぎん)ストップ政策(せいさく)を打破(だは)するために生み出されたもので,私鉄(してつ)・電機産業(でんきさんぎょう)・鉄鋼(てっこう)などの有力な産業別労働(さんぎょうべつろうどう)組合がくわわっている。しかし近年は,労働組合(ろうどうくみあい)の組織率低下(そしきりつていか)などのため,あまり機能(きのう)していない。