しょうぎょう【商業】 商品を仕入れ,再販売(さいはんばい)することによって利潤(りじゅん)を獲得(かくとく)する営業行為(えいぎょうこうい)。資本主義経済(しほんしゅぎけいざい)のもとでは私企業(しきぎょう)が利潤(りじゅん)を目的(もくてき)として,生産(せいさん)された財(ざい)やサービスを供給(きょうきゅう)する側(がわ)から需要(じゅよう)する側(がわ)へ仲介(ちゅうかい)する形をとる。◇商業は卸売(おろしうり)業と小売業に分類(ぶんるい)される。わが国の商業は第二次世界大戦(たいせん)後急成長(せいちょう)し,チェーンストア,スーパーマーケットなど新しい形の小売店も出現(しゅつげん)するにいたっている。また,物流(商品の輸送(ゆそう)・保管(ほかん))といった面でも発展(はってん)がめざましく,商業と物流を合わせて,「流通産業(さんぎょう)」あるいは,「流通機構(きこう)」というよび方もされる。