じょうさん【蒸散】 植物体内の水が,水蒸気(すいじょうき)となって空気中に出ていく現象(げんしょう)で,おもに葉の気孔(きこう)で行われる。蒸散(じょうさん)作用によって,植物体の水の移動(いどう)がうながされ,あわせて水にとける形の養分(ようぶん)の移動(いどう)に役だつ。また蒸散(じょうさん)のさい蒸発熱(じょうはつねつ)(気化熱(ねつ))が植物からうばわれるので,体温が高くなりすぎるのをふせぐ働(はたら)きもする。コーチ 晴れた日,1本のヒマワリで1日約(やく)1Lの蒸散(じょうさん)が行われるという。