しょうさんぎん【硝酸銀】 化学式 AgNO3 銀を硝酸(しょうさん)にとかした溶液(ようえき)が蒸発(じょうはつ)すれば析出(せきしゅつ)する無水塩(むすいえん)。無色透明(むしょくとうめい)の板状(じょう)の結晶(けっしょう)で,水によくとける(20℃の水100gに対し215g)。水溶液(すいようえき)は中性(ちゅうせい)で光に安定であるが,酒石酸(しゅせきさん)やスクロース(ショ糖(とう))により還元(かんげん)されて,ガラス壁(へき)に銀鏡(ぎんきょう)をつくる。劇薬(げきやく)。写真・めっき・銀鏡(ぎんきょう)・分析試薬(ぶんせきしやく)・医薬などに用いられる。コーチ 塩化(えんか)物イオンと反応(はんのう)して塩化(えんか)銀の白い沈殿(ちんでん)をつくるので,塩化(えんか)物イオンの検出(けんしゅつ)に用いられる。