じょうしょうきりゅう【上昇気流】 上向きの大気の流れ。大気が上昇(じょうしょう)すると,しだいに温度が下がり,水蒸気(すいじょうき)が飽和(ほうわ)して雲となり,さらに降水(こうすい)をもたらすので悪天の大きな原因(げんいん)となる。大気中の上昇(じょうしょう)気流は,低気圧(ていきあつ)のようにまわりから大気がふきこむときや,前線や山などの斜面(しゃめん)をおしあげられる場合,下層(かそう)から熱(ねっ)せられて大気が軽くなり,まわりの大気から浮力(ふりょく)を受けたときなどにおこる。コーチ 上昇(じょうしょう)気流の速さはふつう毎秒1〜10m程度(ていど)である。