じょうどしゅう【浄土宗】 平安時代の末(すえ)の1175年,法然(ほうねん)によって開かれた仏教(ぶっきょう)の一宗派(いちしゅうは)。浄土(じょうど)教を受けつぎ,ひたすら「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」ととなえれば,だれでも,阿弥陀仏(あみだぶつ)の慈悲(じひ)によってすくわれると説(と)いた。そのわかりやすい教えは武士(ぶし)や庶民(しょみん)に広く受けいれられ,法然(ほうねん)の死後,多くの宗派(しゅうは)に分かれて発展(はってん)した。