(1901〜1989)昭和時代の天皇(在位1926〜1989)。大正天皇の第1皇子で,名は裕仁。1921(大正10)年に病弱な父天皇の摂政(天皇の代理)についたあと,1926(昭和1)年12月に即位。はじめの20年間は,満州事変,二・二六事件,日中戦争から太平洋戦争へと,激動の時代に身をおいた。敗戦から40年間は,新憲法のもとで日本国民統合の象徴として,地方巡幸・国体・植樹祭などの場を通して国民とのふれあいにつとめた。また,訪欧・訪米などを通して,国際親善にも大きな役割をはたした。◇生物学者としても知られ,腔腸動物ヒドロゾアなどについての著書や研究書が多数ある。