しょくみんち【植民地】 政治的(せいじてき)・経済的(けいざいてき)に他国に支配(しはい)され,国家の主権(しゅけん)をもたない地域(ちいき)。本国は植民(しょくみん)地を原料(げんりょう)・農産(のうさん)物の供給源(きょうきゅうげん)として,また,商品・資本(しほん)の輸出(ゆしゅつ)市場,低賃金労働(ていちんぎんろうどう)力の供給源(きょうきゅうげん)として支配(しはい)する。先進諸国(しょこく)は,19世紀(せいき)から第二次世界大戦(たいせん)にかけて,おもにアジア・アフリカなどに広大な植民(しょくみん)地を経営(けいえい)してきた。コーチ 戦後(せんご),民族意識(みんぞくいしき)の高まりとともに多くが独立(どくりつ)し,今ではフランス領(りょう)のニューカレドニアなど一部の地域(ちいき)にのこっているにすぎない。