じょし【助詞】

品詞(ひんし）の1つ。付属(ふぞく）語で活用しない単語(たんご）。いつも他の語について，文節(ぶんせつ）と文節(ぶんせつ）の関係(かんけい）を示(しめ）したり，意味をそえたりする。

次の4つに大別(たいべつ）される。

（1）格助詞(かくじょし）…おもに体言（名詞(めいし）・代名詞(だいめいし））につき，他の語との関係(かんけい）をしめす。

「空が青い」「牛と馬」など。

（2）接続助詞(せつぞくじょし）…用言や助動詞(じょどうし）について前の語や文を，あとの語や文につなぐ。

「病気だから休む」「春がくれば花がさく」など。

（3）副助詞(ふくじょし）…いろいろな語につき，強調・程度(ていど）など，こまかな意味をそえる。

「わたしこそ失礼(しつれい）した（強調）」「読めば読むほどおもしろい（程度(ていど））」など。

（4）終助詞(しゅうじょし）…文の最後(さいご）や切れ目について，疑問(ぎもん）・禁止(きんし）などの意味をそえる。

「これは何か」「けっして見るな」など。

◇他に間投助詞(かんとうじょし），係助詞(けいじょし）（おもに文語）などの種類(しゅるい）がある。