品詞の1つ。付属語で活用がある単語。用言や他の助動詞についてさまざまな意味をくわえたり,体言のあとについて,表現者の判断をしめし,その文節に用言のような働きをもたせる。「せる・させる」「れる・られる」「たい・たがる」「ない・ぬ(ん)」「う・よう」「た(だ)」「らしい・ようだ」「まい」など。
〔助動詞の種類と用法〕
使役・受け身・自発・
可能・
尊敬・
希望・
意志・
推量・
勧誘・
確認・
過去・
完了・ていねい・
断定・たとえ・打ち消し・
例示など,
種類と
用法はひじょうに広い。
(1)用言や他の
助動詞について意味をつけくわえるもの。
用例
「足をふま
れる(受け身)」「5分で行か
れる(
可能)」「先生が話さ
れる(
尊敬)」「
責任をとら
せる(使役)」「早く行き
たがる(
希望)」「明日は雨だろ
う(
推量)」など。
(2)体言や「体言+
助詞」の形について話し手の
判断を表すもの。
用例
「あれは病院
だ(
断定)」「オリンピックの
ような行事(
例示)」など。
◇
助動詞とは,「
動詞を助ける
詞」の意。
英文法では,shall,will,can,may,mustのように,
動詞の原形とむすびついて,
補助的にはたらく。