じんいとつぜんへんい【人為突然変異】 突然変異(とつぜんへんい)を人工的(じんこうてき)におこさせること。1927年にアメリカ合衆国(がっしゅうこく)の遺伝(いでん)学(がく)者マラーがショウジョウバエにX線を照射(しょうしゃ)しておこさせた実験(じっけん)が最初(さいしょ)であるが,そのほかにγ(ガンマ)線などの放射線(ほうしゃせん)・紫外線(しがいせん)・遠心力・高温などによってもおこることが知られている。コーチ 植物などでは,コルヒチンなどの薬品処理(しょり)でもおこり,品種改良(ひんしゅかいりょう)に利用(りよう)されている。種(たね)なしスイカはこの例(れい)で,コルヒチンを働(はたら)かせてつくったスイカとふつうのスイカとを交配(こうはい)させ,種(たね)の発育(はついく)しないスイカができるようにした。