じんぎかん【神祇官】 (1)古代の律令官制(りつりょうかんせい)で神祇(じんぎ)(天の神と地の神)の祭祀(さいし)をつかさどる官(かん)。太政官(だいじょうかん)とならんで最高機関(さいこうきかん)とされたが,実質(じっしつ)は太政官(だいじょうかん)より下の官職(かんしょく)としてとりあつかわれた。(2)明治維新当初(めいじいしんとうしょ)の政府機関(せいふきかん)の1つで,神祇(じんぎ)・祭祀(さいし)およびその行政(ぎょうせい)をつかさどった。