新しい工業開発の中心地をつくるために,国が強力な援助をあたえて建設を進めてきた都市。1962(昭和37)年に制定された新産業都市建設促進法にもとづいている。不知火有明大牟田・日向延岡・大分(九州),東予・徳島(四国),岡山県南・中海(中国),富山高岡・松本諏訪・新潟(中部),常磐郡山・仙台湾・八戸・秋田湾(東北),道央(北海道)の15地区が指定された。しかし,大都市における人口や産業の集中を防ぎ,地方格差をなくすという当初の目的は達成されず,2001(平成13)年3月新産業都市建設促進法は廃止された。