じんぞう【腎臓】 排出器官(はいしゅつきかん)の主要(しゅよう)部。ヒトのじん臓は長さ11〜12cmのソラマメ状(じょう)で,脊柱(せきちゅう)をはさんで左右に1個(こ)ずつある。1個(こ)の重さは約(やく)130g。外側(がわ)の皮質(ひしつ)と内部の髄質(ずいしつ)とに分けられ,中心部には,つくられた尿(にょう)を集めるじんう(じん盤(ばん))がある。皮質(ひしつ)には,ボーマンのうという小さなふくろがたくさんあり,この中にじん動脈(どうみゃく)から枝(えだ)分かれした毛細血管(けっかん)が入りこんで糸球体となり,ボーマンのうと合わせて,じん小体(マルピーギ小体)を形成(けいせい)する。