じんぷうれんのらん【神風連の乱】 1876(明治(めいじ)9)年,熊本(くまもと)でおきた反政府士族(はんせいふしぞく)の反乱(はんらん)。敬神党(けいしんとう)の乱(らん)ともいう。明治(めいじ)新政府(せいふ)に不満(ふまん)をもった攘夷(じょうい)主義(しゅぎ)の旧熊本藩士(きゅうくまもとはんし)は,1872(明治(めいじ)5)年太田黒伴雄(おおたぐろともお)を中心に神風連(しんぷうれん)を結成(けっせい),1876年10月の一般(いっぱん)の帯刀(たいとう)を禁止(きんし)した廃刀令(はいとうれい)を不満(ふまん)として挙兵(きょへい)。熊本鎮台(くまもとちんだい)をおそい,司令官(しれいかん)を殺害(さつがい)したが,まもなく鎮圧(ちんあつ)された。◇のちにつづく士族(しぞく)の反乱(はんらん)のきっかけとなった。