じんみんせんせん【人民戦線】 第二次世界大戦(たいせん)の直前,ファシズムに対抗(たいこう)するため,民主主義勢力(みんしゅしゅぎせいりょく)の協力(きょうりょく)をめざした運動。1935年,コミンテルン(共産党(きょうさんとう)の国際組織(こくさいそしき))がこの戦術(せんじゅつ)を採用(さいよう)した。スペインやフランスで,1930年代に人民戦線政府(じんみんせんせんせいふ)が一時期成立(せいりつ)したが,数年で解体(かいたい)した。中国では,1937年の抗日民族統一戦線(こうにちみんぞくとういつせんせん)(国共(こっきょう)合作)となった。