すいばくじっけん【水爆実験】 水素爆弾(すいそばくだん)(水爆(すいばく))の爆発実験(ばくはつじっけん)のこと。1951年,アメリカは原子爆弾(げんしばくだん)(原爆(げんばく))よりも大(おお)きな破壊力(はかいりょく)をもつ水爆(すいばく)の実験(じっけん)に,初(はじ)めて成功(せいこう)した。これをかわきりに1950年代(だい),アメリカとソ連(れん)による水爆実験(すいばくじっけん)が繰(く)り返(かえ)された。1954年,アメリカが太平洋(たいへいよう)のビキニ環礁(かんしょう)で行(おこな)った水爆実験(すいばくじっけん)の際(さい)には,第五福竜丸事件(だいごふくりゅうまるじけん)が起(お)きた。この事件(じけん)をきっかけに原水爆禁止運動(げんすいばくきんしうんどう)が広(ひろ)がり,翌年(よくねん),広島市(ひろしまし)で第(だい)1回原水爆禁止世界大会(かいげんすいばくきんしせかいたいかい)が開(ひら)かれた。