*すうみついん【枢密院】 1888(明治(めいじ)21)年,大日本帝国憲法(ていこくけんぽう)の原案審議(げんあんしんぎ)を理由に設置(せっち)された,天皇(てんのう)の最高諮問機関(さいこうしもんきかん)。勅選(ちょくせん)による議長(ぎちょう)・副議長(ふくぎちょう)・顧問官(こもんかん)などで構成(こうせい)され,初代議長(しょだいぎちょう)は伊藤博文(いとうひろぶみ)。憲法制定(けんぽうせいてい)後も,国政(こくせい)に関(かん)する重要事項(じゅうようじこう)について,天皇(てんのう)の諮問(しもん)(意見をもとめること)に応(おう)じて審議(しんぎ)し,議会(ぎかい)や政党(せいとう)と対立し,独自(どくじ)の判断(はんだん)で天皇(てんのう)にこたえた。◇日本国憲法(けんぽう)の施行(しこう)で1947(昭和22)年に廃止(はいし)。