すきやづくり【数寄屋造り】 近世の住宅(じゅうたく)の一様式で,書院造(づくり)の一種(いっしゅ)。数寄屋(すきや)風の意匠(いしょう)の意で,数寄屋(すきや)とは茶屋,なかでも草庵(そうあん)風茶室をさし,原木の皮をのこした柱や土壁(つちかべ)を用いてわび・さびを基調(きちょう)とする。17世紀初(せいきはじ)めに始まったもので,桂離宮(かつらりきゅう)などに代表される。