すだはちまんじんじゃのどうきょう【隅田八幡神社の銅鏡】 和歌山(わかやま)県橋本(はしもと)市の隅田八幡(すだはちまん)神社につたわる人物画象鏡(がぞうきょう)。直径約(ちょっけいやく)20cm。日本でつくられたもので,裏(うら)に由来を記した48字の銘文(めいぶん)がある。「銘癸未(みずのとひつじ)年」は503年にあたるとされ(一説(いっせつ)には443年),また「意柴沙加」の4字は,日本語の地名(奈良(なら)県桜井(さくらい)市の忍坂(しのぶさか))を漢字の音を借(か)りて表したものとして注目される。