アフリカ北東部,ナイル川中流域をしめる国。政体は共和政で,元首は大統領。首都ハルツーム。北部はヌビア砂漠,南部は湿地帯・熱帯雨林地帯,西部に山地がある。農業と牧畜の国で,主産物の綿花のほか,小麦・ゴマ・ラッカセイなどを生産。南西部では石油を産出し,クロム・マンガンなどの鉱物資源も豊富。1956年にイギリス・エジプトの共同統治から独立したが,軍事クーデターや民族対立がつづき,干ばつや難民の流入で食糧不足に直面している。面積:188万km2,人口:3089万。
〔国名の由来〕
かつてのサハラ
以南のアフリカの
総称で「黒人の国」を意味するアラビア語にちなむ。
〔国旗の由来〕
赤は
革命の
犠牲者の血,白は平和,黒はアフリカ
諸国との
連帯,緑はイスラム教を表す。
コーチ
2011年7月,南スーダン
共和国が
分離独立したが,石油
資源の
帰属などをめぐり,対立が
続いている。