ストローげんしょう【ストロー現象】 新幹線(しんかんせん)や高速道路(こうそくどうろ)などの交通網(こうつうもう)の整備(せいび)によって,地方都市(ちほうとし)の人口(じんこう)や産業(さんぎょう)が大都市(だいとし)へ吸(す)い取(と)られる現象(げんしょう)。ストロー効果(こうか)ともいう。交通網(こうつうもう)の整備(せいび)は地方都市(ちほうとし)にとって大都市(だいとし)との結(むす)びつきが強(つよ)まり,企業(きぎょう)の進出(しんしゅつ)などの経済効果(けいざいこうか)につながる。しかし,反対(はんたい)に買(か)い物客(ものきゃく)が大都市(だいとし)に流(なが)れたり,大都市(だいとし)へ働(はたら)きに行(い)く人(ひと)が増(ふ)えたりするなど,地方都市(ちほうとし)の人口(じんこう)の低下(ていか)や労働力(ろうどうりょく)の流出(りゅうしゅつ)などの問題(もんだい)が生(しょう)じる。こうした現象(げんしょう)をストロー現象(げんしょう)とよんでいる。