スナヤツメ 川の中で一生をすごす魚。目の後ろに一列にならぶ7個(こ)のえらあなを目に見たて,本当の目とあわせてヤツメ(八つ目)という。産卵(さんらん)期は5〜6月で,すな底(ぞこ)にくぼみをつくって卵(たまご)をうめこむ。幼生(ようせい)(子ども)は,3年ほど水底(すいてい)のどろの中にすみ,4年目の秋から冬にかけて変態(へんたい)し,成魚(せいぎょ)になるが,えさをとらず,産卵(さんらん)後死ぬ。「とり目」の薬として利用(りよう)されることもある。全長10〜15cm。分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州(鹿児島(かごしま)県・宮崎(みやざき)県をのぞく)(無顎魚類(むがくぎょるい) ヤツメウナギ目 ヤツメウナギ科)