すばるぼうえんきょう【すばる望遠鏡】 日本の国立天文台がハワイ島のマウナケア山頂(さんちょう)(標高(ひょうこう)4206m)に建設(けんせつ)した世界最大(さいだい)級の反射望遠鏡(はんしゃぼうえんきょう)。主鏡(しゅきょう)の有効口径(ゆうこうこうけい)は8.2mで,厚(あつ)さは20cm。主鏡(しゅきょう)を傾(かたむ)けただけで変形(へんけい)が生じるため,主鏡(しゅきょう)の裏(うら)から261本の支持棒(しじぼう)(アクチュエーター)で支(ささ)え,コンピュータで支(ささ)える力を制御(せいぎょ)し,つねに最適(さいてき)な形状(けいじょう)に保(たも)つようになっている。観測(かんそく)波長は可視領域(かしりょういき)と近赤外領域(りょういき)。分解能(ぶんかいのう)は0.2秒角で,東京(とうきょう)から富士山頂(ふじさんちょう)においた野球ボールを見分けられるほどの性能(せいのう)をもつ。