スミナガシ おもに年2回,5〜6月,7〜8月にあらわれるチョウ。羽の模様(もよう)が,墨(すみ)を流したような形を連想(れんそう)させることから,この名がある。樹林(じゅりん)内とその周辺(しゅうへん)にすみ,おすにはなわばり行動がある。クヌギなどの樹液(じゅえき),動物のふんなどにも集まる。すばやく飛(と)び,葉の上に羽を開いてとまる。卵(たまご)はアワブキなどの食樹(しょくじゅ)の葉のうらに1個(こ)ずつうみつけられる。さなぎで越冬(えっとう)する。開張(かいちょう):55〜65mm。見(み)られる時期(じき):5〜10月(がつ)。分布(ぶんぷ):本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)・南西諸島(なんせいしょとう)。(昆虫類(こんちゅうるい) チョウ目(もく) タテハチョウ科(か))