インドの南東方,インド洋上のセイロン島をしめる国。政体は共和政で,元首は大統領。首都スリジャヤワルダナプラコッテ。島の中南部に山地があり,その南西部は雨季が年2回あり湿潤,北東部は降水量が少なく乾燥地帯。気候は熱帯性であるが比較的温和。主産業は茶・ゴムなどのプランテーション農業。主食である米の自給達成が大きな課題である。鉱物資源はサファイア・ルビーなど宝石が主。1948年にイギリス連邦内の自治国セイロンとして独立。1972年完全独立を宣言して共和国となり,国名をスリランカに改称。近年,民族紛争が激化している。面積:6.6万km2,人口:2086万。
〔国名の由来〕
古代インドの大
叙事詩『ラーマーヤナ』の中の「光り
輝く島」という意味のハラ語による。
〔国旗の由来〕
ライオンを国王の
先祖とし,
四隅の
菩提樹は
仏教を,オレンジはヒンドゥー教,緑はイスラム教を表す。