せいうん【星雲】 銀河系(ぎんがけい)内の星間物質(ぶっしつ)(ガスやちり)のこい部分で,光りかがやいて見えたり,背景(はいけい)をさえぎって黒く見えるもの。銀河(ぎんが)星雲,ガス星雲,銀河系(ぎんがけい)内星雲ともいう。大きく散光(さんこう)星雲と暗黒星雲に分けられる。(1)散光(さんこう)星雲には,星間ガスが電離(でんり)して発光する輝線(きせん)星雲(発光星雲ともいう),近くの恒星(こうせい)の光を反射(はんしゃ)して光る反射(はんしゃ)星雲がある。輝線(きせん)星雲の中には,惑星(わくせい)のように円状(じょう)や円盤状(えんばんじょう)に緑色に見える惑星状(わくせいじょう)星雲もある。(2)暗黒星雲は,星間物質(ぶっしつ)のこい部分が背後(はいご)の星々をおおいかくしているものである。◇銀河(ぎんが)の中にも星雲は存在(そんざい)する。