せかいじ【世界時】 世界中が共通(きょうつう)に使用する時刻(じこく)系(けい)。以前(いぜん)には,平均(へいきん)太陽の南中(平均(へいきん)正午)を日の始め(0時)とするグリニッジ平均(へいきん)時(GMT)と真夜中を日の始めとするグリニッジ常用(じょうよう)時(GCT)があり,両者には12時間の差(さ)があった。1925年からGMTを廃(はい)し,GCTを新たにグリニッジ平均(へいきん)太陽時(GMT)としたが,混乱(こんらん)をさけこれを世界時(UT)と称(しょう)した。その後,地球の自転軸(じく)に対する移動(いどう)(極(きょく)運動)の補正(ほせい)したものをUT1,さらに自転速度の年周変化(ねんしゅうへんか)の補正(ほせい)したものをUT2とし,これを世界時としている。→協定世界時(きょうていせかいじ)