せき【〈咳〉】 いん頭・気管(きかん)・気管支(きかんし)などの粘膜(ねんまく)が刺激(しげき)されて,肺(はい)内の空気が,反射的(はんしゃてき)に強くはきだされる現象(げんしょう)。湿性(しっせい)のものと,乾性(かんせい)のものとがある。湿性(しっせい)のせきは,気管支炎(きかんしえん)・肺炎(はいえん)・肺結核(はいけっかく)などの場合のもので,粘液(ねんえき)・異物(いぶつ)・分泌(ぶんぴつ)物を排出(はいしゅつ)する。乾性(かんせい)のせきは,かぜの初期(しょき)やインフルエンザの際(さい)にみられる。