せきえい【石英】 重要(じゅうよう)な造岩鉱物(ぞうがんこうぶつ)の1つで,ケイ素(そ)と酸素(さんそ)からなる二酸化(にさんか)ケイ素(そ)の組成(そせい)をもつ鉱物(こうぶつ)。無色(むしょく)のほか,白・桃(もも)・黄・青・褐色(かっしょく)のものもある。かたくてわれにくく,わった断面(だんめん)は貝がら状(じょう)を示(しめ)す。花こう岩・流紋岩(りゅうもんがん)などの火成岩(かせいがん)や片麻岩(へんまがん)などの変成岩(へんせいがん)にふくまれる。無色透明(むしょくとうめい)の大きな結晶(けっしょう)を水晶(すいしょう)という。美しいものは宝石(ほうせき)に使われ,ガラス・陶磁器(とうじき)の原料(げんりょう),時計・エレクトロニクスの水晶発振子(すいしょうはっしんし)などにも使われる。◇クォーツ(quartz)は石英(せきえい)の英語(えいご)名。コーチ 石英(せきえい)は代表的(だいひょうてき)な無色鉱物(むしょくこうぶつ)である。