せきしゅつ【析出】 液体(えきたい)から固体(こたい)が分離生成(ぶんりせいせい)する現象(げんしょう)。ふつうは,溶液(ようえき)を冷却(れいきゃく)または濃縮(のうしゅく)したとき,溶質(ようしつ)が結晶(けっしょう)となってあらわれることをいう。そのほか,溶融液(ようゆうえき)を融点(ゆうてん)以下(いか)に冷却(れいきゃく)して結晶(けっしょう)があらわれるときや,2溶液(ようえき)の反応(はんのう)による沈殿(ちんでん)や,水溶液(すいようえき)にアルコールをくわえたときの塩(えん)の分離(ぶんり)もこういう。