*せきたかかず【関孝和】 (1642ごろ〜1708)江戸(えど)時代前期の数学者。上野(こうずけ)国(群馬(ぐんま)県)または江戸(えど)に生まれたという。のち関(せき)家の養子(ようし)となって幕府(ばくふ)に仕えた。中国や日本の数学書を独学(どくがく)で研究し,点ざん術(じゅつ)という筆算や,行列式・方程式(ほうていしき)のたて方,円・多角形の面積(めんせき)の計算法(ほう)を考えだし,「和算」という日本独自(どくじ)の数学を集大成(しゅうたいせい)した。