漢詩の形式の1つ。唐代に完成し,律詩とともにさかんに行われた詩形。1編の詩は4句(4行のこと)からなり,五言絶句と七言絶句がある。
〔五言絶句〕
1
句が5字で,計20字からなる。ふつう,2・4
句の
末尾の字に
押韻する(第1
句に
押韻することもある)。
〔七言絶句〕
1
句が7字で,計28字からなる。1・2・4
句の
末尾の字に
押韻する。
〔絶句の句のよび方〕
絶句では第1
句を
起句,第2
句を
承句,第3
句を
転句,第4
句を
結句とよぶ。
→起承転結