瀬戸内海沿岸各地に発達した工業地域をまとめたよび方。瀬戸内海の海上交通が便利なこと,沿岸の埋め立て地など工業適地が多いこと,などが理由となって,第二次世界大戦後急速に発達した。第二次世界大戦後,岡山県南・東予両地区が新産業都市,備後・周南両地区が工業整備特別地域に指定され,徳山・岩国・周南・水島(倉敷)に進出した石油化学コンビナート,水島・福山に進出した製鉄所を中心に重化学工業が急速にのび,北九州工業地域をしのぐ工業地域となった。
コーチ
海水の
汚染などの
公害問題をかかえており,
解決の
努力がつづけられている。