*せとうちちほう【瀬戸内地方】 瀬戸内(せとない)海を中心とした沿岸(えんがん)部と島々。気候(きこう)は温暖(おんだん)で,降水量(こうすいりょう)が少ない瀬戸内(せとうち)式気候(きこう)。ミカン・モモ・ブドウなどの果樹栽培(かじゅさいばい)や野菜栽培(やさいさいばい)も発達(はったつ)している。また工業もさかんで,石油化学工業・鉄鋼(てっこう)業を中心として瀬戸内(せとうち)工業地域(ちいき)を形成(けいせい)する。瀬戸内(せとない)海は古来東西交通の要地(ようち)で,史跡(しせき)・文化財(ぶんかざい)にとみ,景勝(けいしょう)地も多く,島々の多くは瀬戸内(せとない)海国立公園に指定されている。1988(昭和63)年に本州四国連絡(れんらく)橋の児島(こじま)-坂出(さかいで),1998(平成(へいせい)10)年に神戸(こうべ)-鳴門(なると)ルート,1999年に尾道(おのみち)-今治(いまばり)ルートが開通した。