*せとないかい【瀬戸内海】 九州・中国・四国・近畿(きんき)地方にかこまれた東西に細長い海。東西約(やく)440km,南北の幅(はば)5〜55km。大小多数の島々がある。古くから船の交通が発達(はったつ)し,沿岸(えんがん)には港町としてさかえてきたところが多い。第二次世界大戦(たいせん)後,石油化学コンビナートや製鉄所(せいてつじょ)なども進出して瀬戸内(せとうち)工業地域(ちいき)を形成(けいせい)している。近年は,漁業(ぎょぎょう)は不振(ふしん)だが,カキ・ノリ・ハマチなどの養殖(ようしょく)に力が注がれている。島々には段々(だんだん)畑が多く,ミカン・草花などが栽培(さいばい)されている。→瀬戸内工業地域(せとうちこうぎょうちいき)