安全をまもる「あみ」の意味。一般的には,予期しない事故や病気,予想される定年退職などにそなえて最低限度の生活をまもるために整備しておく社会保険や雇用保険,個人の生命保険,年金制度などをさす。最近では,会社の倒産や急な解雇によって仕事も住む場所もなくして困窮におちいった人の最後のセーフティーネットである生活保護制度や,そうした「あみ」にかからない人びとを救済する環境の整備についていわれることが多い。また,経済の問題としては,一部の金融機関の破綻などが経済全体に影響をおよぼすことを防ぐための法律や制度のしくみをさす言葉。→生活保護