*セミ【〈蝉〉】 カメムシ目 セミ科の昆虫(こんちゅう)の総称(そうしょう)。大部分のセミのおすは腹部(ふくぶ)の基部(きぶ)に,よく発達(はったつ)した発音器(き)をそなえる。口先は長く,管状(かんじょう)で樹液(じゅえき)をすうのに適(てき)している。卵(たまご)は産卵管(さんらんかん)を使って,かれた樹木(じゅもく)の幹(みき)や枝(えだ),ときには果実(かじつ)などにうみつける。かえった幼虫(ようちゅう)はすぐに地中生活に入り,植物の根からしるをすって育つ。東南アジア・オーストラリアに最(もっと)も多くの種類(しゅるい)を産(さん)し,日本では30種以上(しゅいじょう)が知られる。