セミナリヨ 安土桃山(あづちももやま)時代から江戸(えど)時代初期(しょき)にかけてのキリシタンの教育機関(きかん)。1580年,イタリアの宣教師(せんきょうし)バリニャーノが有馬(ありま)(長崎(ながさき)県)に設立(せつりつ)したのが最初(さいしょ)で,翌年(よくねん),織田信長(おだのぶなが)の城下安土(じょうかあづち)(滋賀(しが)県)にも設立(せつりつ)された。のち長崎(ながさき)にうつり,江戸幕府(えどばくふ)のキリスト教禁止政策(きんしせいさく)のため圧迫(あっぱく)され,1614年に閉鎖(へいさ)された。コーチ 小神学校の意で,信徒(しんと)の子弟に初等(しょとう)教育をさずけることを目的(もくてき)とした。