ゼロエミッション リサイクルを進(すす)めることによって,社会全体(しゃかいぜんたい)で廃棄物(はいきぶつ)をゼロにしようとする考(かんが)え方(かた)。または,そのための活動(かつどう)。1994年に循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)の実現(じつげん)を目指(めざ)して国連大学(こくれんだいがく)が提唱(ていしょう)した。自然界(しぜんかい)の食物連鎖(しょくもつれんさ)をモデルとし,異(こと)なる産業(さんぎょう)・企業(きぎょう)が連携(れんけい)して活動(かつどう)を行(おこな)う。例(たと)えば,A社(しゃ)から出(で)た廃棄物(はいきぶつ)を原材料(げんざいりょう)としてB社(しゃ)が製品(せいひん)をつくり,B社(しゃ)から出(で)た廃棄物(はいきぶつ)をC社(しゃ)の原材料(げんざいりょう)にするなどのしくみを確立(かくりつ)させ,廃棄物(はいきぶつ)をゼロにしていこうという取(と)り組(く)みがある。1997年には,ゼロエミッションを推進(すいしん)するために,経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)と環境省(かんきょうしょう)がエコタウンを創設(そうせつ)した。