プレートの運動によってヒマラヤ山脈やアルプス山脈のような大規模なしゅう曲や断層が発達した山ができる運動。プレートが移動して,大陸と大陸が近づいてぶつかりあうと,その場所では大陸地殻どうしがおしあって,一方が他方の下にもぐりこんだり,たがいに圧縮しあったりする。その結果,岩石は断層を境に一方が他方の上にのしあがったり(逆断層),大きく波打つように曲がったり(しゅう曲)して,地殻は厚くなるとともに,高い山脈をつくるようになる。日本列島でも造山運動によってできたと考えられる山脈や山地がある。北海道の日高山脈や日本アルプス,丹沢山地などがその例である。丹沢山地は本州に伊豆半島が衝突してもりあがったものである。
コーチ
ヒマラヤ
山脈は,インド
大陸が北上してきてユーラシア
大陸に
衝突したためにできた
山脈である。