そうじきかん【相似器官】 外見や働(はたら)きは似(に)ているが,根本的(こんぽんてき)な構造(こうぞう)や由来のちがっている器官(きかん)。鳥類(ちょうるい)の羽と昆虫(こんちゅう)の羽はその例(れい)で,前者は前脚(ぜんきゃく)の変化(へんか)したものであるのに対して,後者は体側(たいそく)の皮膚(ひふ)ののびたものである。植物では茎(くき)の変態(へんたい)したキュウリの巻(ま)きひげと葉の変態(へんたい)したエンドウの巻(ま)きひげなどがこの例(れい)。コーチ 相似器官(そうじきかん)は,元来まったく類縁(るいえん)のない生物どうしでも,同じような生活をしていると,それに適応(てきおう)して似(に)た器官(きかん)ができてくることを示(しめ)しているから,進化の証拠(しょうこ)と考えることができる。相同器官(そうどうきかん)