種々の物理現象の生起は個々の観測者の立場(あるいはそれを記述する座標系)に相対的であって,特定の観測者(あるいは座標系)を優先させる根拠はない,という相対性原理にもとづく理論。特殊相対性理論と一般相対性理論がある。前者は慣性座標系(力の作用を受けない座標系)において論じたもので,後者は慣性系と非慣性系(加速度運動をする座標系)を区別せず,おもに重力をとりあつかったもの。いずれもアインシュタインによってつくられた(1905年と1916年)。
コーチ
相対性理論によって,時間や長さは速度によってかわること,重力によって光の進路が曲げられることなど,
従来想像もされなかったことが明らかになった。