そうとうしゅう【曹洞宗】 禅宗(ぜんしゅう)の一派(いっぱ)。中国の唐(とう)に始まる禅宗(ぜんしゅう)の一派(いっぱ)で,日本には鎌倉(かまくら)時代に道元(どうげん)が中国(宋(そう))からつたえた。道元は1244年,越前(えちぜん)国 (福井(ふくい)県)に永平寺(えいへいじ)を開き,また,1321年には4世瑩山(けいざん)が能登(のと)国 (石川(いしかわ)県)に総持寺(そうじじ)をおこした。座禅(ざぜん)によって悟(さと)りを開くことを重視(じゅうし)し,はじめ地方武士(ぶし)が信者(しんじゃ)となり,14世紀以後(せいきいご)しだいに民間(みんかん)に広まった。コーチ 曹洞宗(そうとうしゅう)は権力(けんりょく)に近よらず,地方で発展(はってん)した。