そかい【疎開 】 災害(さいがい)や,戦争(せんそう)のときの敵(てき)の攻撃(こうげき)にそなえて,被害(ひがい)を少なくするため,都市などに集中している人や物・建物(たてもの)をいろいろな地域(ちいき)に分けること。第二次世界大戦(たいせん)の末期(まっき),アメリカ軍(ぐん)の空襲(くうしゅう)をさけるため,東京(とうきょう)などの大都市から地方への疎開(そかい)が行われた。◇1944(昭和19)年8月からは,国民(こくみん)学校(今の小学校)の児童(じどう)が集団疎開(しゅうだんそかい)する「学童疎開(がくどうそかい)」が始まり,13都市の40万人が,親もとをはなれて,地方に疎開(そかい)した。コーチ 疎開(そかい)はもと軍事(ぐんじ)用語で味方の間隔(かんかく)をまばらにすること。