たいせきひずみけい【体積ひずみ計】 岩盤(がんばん)の膨張(ぼうちょう)・収縮(しゅうしゅく)を精密(せいみつ)にはかる器械(きかい)。液体(えきたい)(シリコン油)を封入(ふうにゅう)した容器(ようき)を地下100〜300mの岩盤(がんばん)に埋設(まいせつ)し,岩盤(がんばん)の膨張(ぼうちょう)・収縮(しゅうしゅく)にともなう容器(ようき)中のシリコン油の体積変化(たいせきへんか)を電気的(でんきてき)に測定(そくてい)する。歯みがきチューブの原理に似(に)ている。10億(おく)分の1の変化(へんか)も測定(そくてい)できる。◇東海地震(じしん)予知のための重要(じゅうよう)な測定器(そくていき)で,東海地方から南関東(かんとう)にかけて31か所におかれている。すべて電話回線で東京(とうきょう)の気象庁(きしょうちょう)に,たえまなくデータが送られている。